先日、リフォームを終えた千種区のS様邸。
内外装など広域にわたってリフォームをさせて頂いたのですが、特に収納のリフォームについては、奥様から面白いアイディアを沢山頂戴し、細かい寸法まで奥様と綿密に打ち合わせをして出来上がりました限られた収納スペースを活用するのに最適だと思ったので、一部ご紹介させて頂きます。
S様のご自宅には本が沢山ありましたので、階段を上がったところの壁面とご寝室の壁面に、オープンブックシェルフを造作で作りました。もともとはどちらも反対側から使う奥行きD900の物入だったため、
D700のクローゼットとD300の本棚で背中合わせにしました。
奥行きのありすぎる物入れは使い勝手が悪いですからね!
更に、この本棚を見ていただくと、単行本が前後二列に収納されており、後ろの本の高さが上がっているのがわかりますか?
棚板の残りの材料で積み木のような木の棒のようなものを作って、後ろの本のかさ上げをしています。
こうするとタイトルが見えて、探すときにも便利ですよね単行本など小さな本は一列では奥行きが余るけど、前後二列にすると、後ろの本が見えないという問題を解決して、本の収納を二倍にしています!
こちらのクローゼットの内部は、洋服を掛ける上部の棚を二段にし、下部のスペースにも棚を設けて二段の収納ができるようにしています。余計にあまるスペースを徹底的に活用しているんです。
もうひとつは廊下の掃除機収納。単にドーンと掃除機を置いてしまうと、残りのスペースが無駄になりがちな収納を、S様は掃除機の大きさに合わせて収納スペースを確保し、残った横や上のスペースは棚を設けて、同じ掃除関連のグッズが収納できるようにしています。
他にもご紹介できない位、S様邸では実用的な収納のアイディアを発見させて頂きました。
基本は「ここの収納には何を入れて、どんな頻度で、どうやって使う」という点を徹底的に考えて、無駄なスペースが生じないよう計画をする。という事でしょうか。
皆様も限られた収納スペースを活用するのに是非ご参考になさって下さい。