長崎に行って参りました。
今回のお目当ては、軍艦島です。2009年4月から上陸が可能になり、世界遺産暫定リストに登録されている島なんですが、その人気っぷりにビックリ。長崎港からクルーズで行くのですが、船内は超満員。平日なのに・・。
なぜ軍艦島と呼ばれるかというと、当時三菱重工業長崎造船所で建造中だった日本海軍の戦艦「土佐」に似ていることから。
↑今にも降り出しそうな天気だったのでモノクロの世界でしたが、私の中ではこんなイメージです。
炭鉱で栄えた島は、主要エネルギーが石油へ移行するにつれ衰退。1974年閉山。その後、無人島に。
閉山から約35年。人の立ち入らない場所は、35年という月日の間にこんなにも風化してしまうのかと驚かされます。
日本で最初の鉄筋コンクリート造の集合住宅(30号棟/下の写真)が建設され、その他にも所狭しと多くの建物が建てられています。
廃墟となった建物の集まりは、まるで、映画の大きなセットのような光景。朽ち果てた建物を見ると現実ではないような、そんな印象を受けます。
上陸すると班に分かれて見学&ガイドを受けます。きっと軍艦島に興味を持つ人は、ガイドに沿って見学なんていうコースは退屈だと思います。危険なのは分かりますが、見学できるのはほんの一部のみ。正直言って物足りない!1班の人数も多すぎ!!と、軍艦島に大きな不完全燃焼感を抱きました。
去って行く時に船からしか見ることがきる建物たち。「真下から眺めたかった・・」「触ってみたかったよ・・」という思いを残しつつ島を後にしました。
見学は、1人4300円。クルーズ合わせて170分。高い、高いよー。